私自身長年レディスアパレルで商社やバイヤーとして関わってきた事に関して、商品作りの流れや流行りの作り方や店頭について記載します。
レディーズファッションと一概に言ってもいくつか大きく分けることができます。
赤文字系と言われる「エレガンス系」「オネエ系」と言ったものや、「アメカジ系」「ナチュラル系」「ギャル系」「ロリータ系」「セレクト系」など色々な分野に分かれます。
私自身は殆どの商品に生産や企画などでも関わってきたのですが、まず商品の作り方は大きくは同じになります。
企画段階でどのような商品を何色・何枚作るかというMDを立てていきます。
そして工場に依頼して出来上がってきた商品を検品して販売するという大きな流れがあります。
正確にはもう少し色々ありますが・・・・。
ではその出来上がった商品に関してお話します。
レディースファッションというのは、他のメンズや子供、シルバーと比べて比率が多くサイズや色含めて本当に細かく分かれています。
最近の子供は凄くお洒落な子が多いので小学生モデルがいるように、小学生・中学生・高校生・大学生・OL・主婦・ミセス・シルバーと年代によっても商品の色や流行りの傾向、同じデザインでもサイズの違いなどあります。
もちろんメーカーも作り方も全然変わってきます。
そしてその商品購買に関してもその年代によって最近は変わってきています。
その理由は「スマートフォン」「パソコン」自給率です。
昔は通販雑誌を見て電話やFAXといった物で頼んでいましたが、今はネットですぐ買える時代になってきました。
女性の物欲というのは本当に凄いもので、欲しいと思うとすぐに手にいれたくなるものです。
レディースファッションが大きく今も成長しているのは、その通販によるところが大きくなっていると言えます。
では最後にレディースファッションの多様化に今の時代だからこそインターネットが追いついてきたと私は思っています。
自身が20代~30代前半までのバイヤーとして担当していた時に、明らかに店頭での数字よりインターネット通販の方が商品の反応が違うのです。
特に大学生を中心とした子達は普段から雑誌などを見て研究しているせいか、ピンポイントの商品を狙ってくるんですよ。
例えばAラインのワンピースに胸元にビジューが付いたものといった感じです。
実際に大手通販の場合細かい検索がついている場合が多いです。
このようにファッションレディース20代というのは、現在凄く多種多様化した商品であり私達作り手はそれに応えていく術をもっと勉強していく毎日であると感じます。